研究

原稿書き。

せっせと原稿書き。とりあえず、10枚のやつは何とか形になった。あと、30枚のやつは、とりあえず形だけということなので、えいやっとやっつけることにしよう。いちおう内容を文章化したレジュメがあるので、それをくっつけて、多少加筆、と。しかし、そろそ…

歴史学と民俗学。

ちょいと必要があって、戦後歴史学における民俗学への言及について、ちょっと文献を当たっている。まだきちんと当たったわけじゃないんだけれど、ここにも東と西の学派の違いが見えてきて、けっこうおもしろい。特に東は、石井進氏が若い頃柳田国男の元に出…

バージニア大学の古典テキスト。

日本文学の方なら当然ご存じなんだろうけれど、バージニア大学でこんなプロジェクトがあるんだ。僕、全然知らなかった。文学のテキストも、だいぶデジタル化されてきてるんだなあ。とにかくざっくり、そして漏れなく検索したい時には、デジタルデータはすご…

ゼミの日。

昨日は午前と午後、ゼミに出席。午前のゼミでは、ちょっとした考察ができるかもしれないなあというネタを思い出す。いちおう温めとく必要はあるかもしれない。夕方から再びゼミ。今回報告で取り上げられた荘園は、僕がこれまで行ったことのない地方なもんだ…

年明けには

帰省のついでに史料調査をやることにし、手続などを進めはじめる。ある文書の校訂をやるつもりなんだけれど、けっこうな分量だし、実は調査対象の史料のどこにそれが含まれてるのかどうかも、見てみないとわかんない。まあ、その確認も含めての調査だな。今…

書評会。

今日は夕方から書評会。で、僕が担当。でも、こんな状態だったので、とりあえず形は整えたけれど明らかに熟成不足。誤字も多かったし。もう少し論点を掘り下げるべきだったな。まあ、それなりにいろんな論点が見えてきたようだったので、何とか僕の役目は果…

神道のシンポ。

午後からは、渋谷の國學院大學で開催されたシンポ「中世神仏文化の点と線―真福寺の神道書と伊勢神道―」を聞きに行く。正直なところ、いわゆる「中世日本紀」や中世神道論については、まだちゃんと勉強してなくって、聞きかじり程度のことしか知らない。僕の…

「鎮増私聞書」。

以前お世話になった日本文学ご専門の方からメールが届いた。その中で、この史料のことについて触れられていた。「ちんぞうわたくしききがき」と読むこの史料、天台僧である鎮増に関する記録で、新書でも取り上げられているので、内容は手軽に知ることができ…

がっかい。

本日は午後から学会に参加。報告のうち一つは僕が専門にしてる神社の話。中世の神道や神社を考えていく際の枠組の話で、クリアな枠組を提示していた議論だったように思う。報告者がこの研究テーマについてどのように問題をとらえているのかということが理解…

昨日の報告。

昨日。ほんとは午前中から学校に行く予定が、報告準備が今ひとつ捗らなかったためやむなく欠席し、報告準備にあてる。だいたいできてたんだけれど、史料の追加をレジュメに反映させたり、研究史や論点整理をまとめ直したりなどで、案外手直しに時間がかかっ…

九州国立博物館。

今日から公開されたらしい。宗家資料が目玉の一つになっているようで、そういう点でもちょっと興味深い。実は僕の相方さん、修士の時にこのDB化関係の作業に少し携わってたらしく、それが九博のこれにつながってたらしい。場所は九州歴史資料館のあった山の…

研究に休日なし。

上の話の続きで。研究をあくまで「業務」って考えるなら、日曜や祝日、休暇中などは研究をお休みにしてもいいってことになるかもしれないけれど、僕らは別に、「日曜だから研究は休み」だなんて思って研究してるわけじゃない。僕に限っていうなら、平日の昼…

シンポの続報。

土曜日に行き損なっちゃった永原慶二氏の歴史学。シンポの意義についてはかわと氏が述べられていて、さらにそこでリンクされているこちらでは当日の内容が詳しくまとめられていたので、どういうシンポだったのかを知ることができた。仕事とはいえ、出られな…

こんなデータベースが!

國學院大學に、宮地直一旧蔵写真資料のデータベースが! この中には、河上神社文書の写真もある。僕はある程度は現物見させてもらったけれど、こうやってネット上で閲覧できるシステムはいいなあ。ただ操作性の点では、ちょっと一覧性に欠けるところが弱点か…

夏の予定。

今年の夏も、ゼミでは荘園調査をやるようだけど、僕は仕事の関係でそのゼミには出ていないので、特にどこにも行く予定がない。で、夏には久しぶりに帰省しようかなとも思っているんだけれど、だったらその時に、実家の辺りの荘園調査をやってもいいかなあと…

歴史学の社会的意味。

大げさなタイトル付けちゃったけど、そんなに大げさな話じゃなくって。それにもちろんあくまで一般論として書いてるんで、念のため。着実な成果っていっても、昨今よくありがちな、きっちり調べものはしてあるけど「目の前にある史料とその史料使った先行研…

史料の少なさと研究対象としての魅力。

昨日の報告で、ふと考えたことがあった。昨日の報告のうち一本は、史料の少ないテーマを研究対象として選んでいた報告だった。で、そのテーマ、ゼミの後輩も修論の一部として取り上げていたテーマで、報告でも史料の使い方やテーマ設定などについてコメント…

現地に行くということ。

僕は、基本的には研究対象となる神社やお寺、荘園の故地などには、ほぼ必ず一度は訪れる方だ。もちろん、単なる気休めかもしれないけれど、現地に行かないと得られない情報もあるし、現地に行くことによって湧いてくるイメージもある。そういう性向が、どち…

調査に行く。

2日から5日まで、鹿児島の神社の調査に出かけていた。鹿児島県は薩摩と大隅の二つの旧国域からなっており、それぞれに一宮とされる史料の豊富な神社がある。今回の調査では、それらの神社の史料調査や発掘の成果、遺構の現状などを確認するのが主な目的だっ…

今日は

午後から本郷で研究会。そして飲み会。研究会の方は、予想してたよりも僕の関心あるテーマに近かった。僕自身があまり明確にはこの問題について意識してないだけで、ほんとはそういうところにそうとう関心があるのかもしれない。とくに、質疑の終わりの方で…

土日は

学会に参加。内容については別に書かないけれど、土曜の個別報告と日曜の部会報告、質疑なども含めた感想として、研究史や学説へのスタンスの違いが浮き彫りになっていた感じがして、僕としてはその点はおもしろかった。ただ日曜の報告については、僕の専門…