研究に休日なし。

上の話の続きで。研究をあくまで「業務」って考えるなら、日曜や祝日、休暇中などは研究をお休みにしてもいいってことになるかもしれないけれど、僕らは別に、「日曜だから研究は休み」だなんて思って研究してるわけじゃない。

僕に限っていうなら、平日の昼間の労働密度は、そりゃ明らかに会社勤めの人より薄い。でも、それだけのお金も保障ももらってないのだから、報酬に見合う労働としてはその程度で十分だろうと思ってる。よく地元の勤め人の友だちが「好きなことしてお金もらっていいなあ」と言うのだけれど、僕はそういう時、「じゃあ代わる?」と聞くことにしている。そうすると、たいていの人は話を逸らすか、でもやっぱり安定がねえ…という話になる。

結局僕はほぼ自営業的な労働形態であって、「仕事がない」っていうことは休みを意味するんじゃなくて所得の減少を意味する。そういうのが嫌だからこそ、みんな就職活動をして安定した職を得てるんだろうに。

あ、なんか話がずれちゃった。

では研究者として定職を得たらどうかというと、確かに定時出勤の勤め人よりは労働密度は薄いとは思うけれど、それでも平日の昼間に研究だけやって一週間過ごすなんてことはやっぱり不可能で、細切れに時間を奪っていくいろんなお仕事に追われ、まとまった時間が取れなくって、急を要しない研究はどうしても後回しにならざるをえない。だからこそ、夜になってからとか休みの日に、みんな研究してるんだと思う。

だから、「日曜だから休み」っていう気持ちには、僕なんかはどうしてもなれない。研究者で「土日祝日や夏休みには研究しません」なんて言う人がもしいたとすると、やっぱり信用できないもんなあ。やっぱりみんな、土日にもちゃんと研究するでしょ。

というわけで、ダラダラ者の僕なんかのためにも、図書館はいつでも開いててほしいなあと願うのでありました(笑)