制服

今日地下鉄に乗ったら、女性の車掌が乗務していた。指導員らしき人が付いていたので、見習だろう。

で、「お」と思ったのは、彼女がスカートではなくズボンを穿いていたことだった。なんとなく制服だとスカートというイメージがあったのだが、考えてみれば車掌はいざ何かあったら走り回らなければいけないわけだから、機能性の高い服装であるべきだ。僕の個人的な好みでは制服のスカートは好きだけれど(笑)、本来制服は見せ物じゃない。業務遂行のために機能的な服装になっていくというのはいいことだと思った。

逆に考えると、一般企業の事務員のための制服というのは、むしろ見せるということに隠された機能があるのかも知れない。

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山手線では、今朝僕の出身学部の学生が就職活動などを苦に飛び込み自殺したらしい。僕がその駅に着いたときには、すでにそんな事件があった気配すら残ってはいなかった。人があまりにたくさんいるところでは、人の生死すら、埋没してしまうのかも知れない。それをとどめておけるのは、たぶん、記憶だけだ。