大隈さんの学校の就職活動

福沢先生の学校が出るんだったら大隈さんも、ということで以前にも書いた『就職戦線異状なし』。大隈さんの学校が舞台だったんだあ。全然記憶になかった。

いや、あの時も書いたけれど、バブリーな就職活動だなあ。でも見てると、単に就職活動だけがバブリーだったんじゃなく、生活自体がバブリーだったんだ、ということを改めて認識。マスコミ系のサークルも、あんな雰囲気があったような気がする。

超内輪ネタになるけど、あの就職課、もうすでに今の就職課の建物になってたから、ガーデンハウスのできた90年撮影で間違いない。映画が91年公開だから。図書館が登場しなかったのは、バブル期の風潮もあるだろうけれど、むしろ新図書館が未竣工だったからじゃないのかなあ。

90年と言えば前にも書いたけど、バブルの最後の灯火でしたねえ。

ああいうおねえさん(5/27)、いましたよ、僕の頃までは。だいたい他大でテニスサークルとかの所属だと思うんだけれど。93年ごろの理工キャンパスだと、さすがにああいうバブリーさは影を潜めているのではないでしょうか。

で、サークルのシーンで出てきたラウンジ(たぶん第一学生会館)の隅っこの方に鉄研があったのです。もちろんあんな派手なおねえさんなんて、鉄研にはいませんよ(笑)。僕はあの映画ではたぶん鶴田真由と同じくらいの学年になるんだろうなあ。

それにしても、ああいう話を聞かされた上でいきなり氷河期の就職活動やらされるなんて、90年大学入学世代というのは本当にひどい目に遭ってるなあ。って何度も言いますが、僕自身はやってません。すいません、同世代以降の方々。

まあ、あの映画そのものは「エフテレビ」社員のエリート意識の裏返しみたいなもんだなあ。映画的には取り立ててそう見るところもないけど、バブル期史料的にはおもしろい。

------------------------------
ああ、こうして現実逃避のまま夜は更けていき、締切は迫ってくるのです。