鉄道

出雲大社とその周辺(後編)。

2007年にできた島根県立古代歴史文化博物館。 入口までの長いアプローチは、大社本殿の古図にある「引橋一町」をイメージしたものだという。この博物館は、すでに紹介した出雲大社境内出土の宇豆柱を中心に、神社はもちろん、荒神谷遺跡など出雲地域の著名な…

出雲大社とその周辺(前編)。

サンライズ出雲は終点の出雲市まで乗車した。出雲大社が最初の目的地だったのである。終着の出雲市駅で一畑電鉄に乗り換え、出雲大社を目指す。電鉄出雲市駅は高架化されていて近代的な施設だった。前に来たっけなあ?

サンライズ出雲に乗る(後編)

関ヶ原の辺りで一度目が覚めた。米原を過ぎてもう一度眠り、次に目が覚めたのは上郡だった。停車だったか発車だったかの時の衝撃で目を覚ました。5時49分。それから約40分で岡山に到着。ここで出雲と瀬戸を切り離す。その作業を見ようと、岡山のちょっと手前…

サンライズ出雲に乗る(前編)

最後のブルートレインが東京駅に到着したその翌日、僕はサンライズ出雲に乗り山陰地方に向かった。今日はその乗車記を。実はこの日、クレジットカードなどの入ったカードケースを無くしてしまって、旅立つ前から暗雲が立ちこめていた。が、親切な店員さんが…

九州ブルトレの廃止と在来線鉄道網

3月14日のダイヤ改正に伴い、寝台特急の富士・はやぶさが廃止された。ニュースでも大きく取り上げられたが、実はこの日東京駅に最終列車を見送りに行ってきた。九州出身の人間にとって、九州ブルトレは地元と東京とをつなぐ絆のような意味を持つ列車で、だか…

寝台特急はやぶさ号に乗る(その1)。

東京口の寝台特急が廃止されるという話は、実は去年の11月から一部マスコミには取り上げられていた。その頃から近々に乗車機会を狙ってはいたのだが、夏に九州に行く機会をつかまえて、寝台列車に乗車することにした*1。 *1:一部、以前に東京駅で撮影だけし…

新幹線0系さようなら。

ニュースでもけっこう取り上げられていたのでご存じの向きも多きかと思うが、東海道新幹線開業当時から走り続けてきた団子鼻の新幹線0系が最後の営業運転を終えた。実は僕は夏に乗車していたので、その時の写真をアップしておこうと思う。博多駅にて。

飛騨の旅(その2:止):飛騨の中世

飛騨を訪れるのは、実は2度目だ。1度目は、高校の修学旅行だった。本来中国に行く予定でお金を積み立てていたのだが、上海で修学旅行中の高知学芸高校の生徒が列車事故に巻き込まれ、40人以上が亡くなった。このためPTAが中国行きに反対して、急遽飛騨高山・…

飛騨の旅(その1):飛騨へのみち

翌日は、8時ちょうど発のワイドビューひだ6号名古屋行きに乗車する。

北陸の旅(その2):富山ライトレール

最近原油高や自動車社会への反省から鉄道の復権が叫ばれているが、日本においてその先駆けをなす取り組みとして注目されている、富山ライトレール。もう夜だったので乗車はしなかったが、富山駅で電車を撮影した。

北陸の旅(その1):立山信仰の故地を歩く

昨日まで、富山と飛騨に行っていた。僕は日本の全都道府県を通過したことがあるのだが、富山県にだけは下り立ったことがなかった。1991年の夏、初めて北海道を訪れる際、寝台特急トワイライトエクスプレスの車中から、夕暮れの富山の気色を眺めただけであっ…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その7:終)

下関で少し目を覚ましたけれど、すぐに眠りに就いた。やや疲れもあったせいか、けっこう熟睡していたようだった。目を覚ましたのは、西明石を過ぎたという車内放送再開の声だった。朝靄のなかに、明石海峡大橋の姿が見える。 その後車窓の景色を見ながらだら…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その6)

鳥栖に到着。鳥栖では、熊本からやってきて待機しているなは号との併合作業が行われる。あかつき号はまず3番に入線。一度客扱いをしたあとすぐにドアを閉め、1番線に回送する。そして1番線で、なはの京都方にあかつきを連結し、(←京都方)あかつき・なはと…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その5)

あかつきは20:10に諫早着。甥っ子は、短い寝台特急体験を終え、ホームで出迎えてくれた家族のもとへ。そして僕はそのまま見送られて京都へと向かう。一人になったところで、少し車内を探索。 B寝台は、こないだ乗った銀河とほぼ同じ。 この洗面台は、確かソ…

寝台特急あかつきとの個人的な思い出

長崎発着の寝台特急と言えば、やっぱりさくら、その次があかつきだろう。けれども僕にとって縁があったのは、どうやらあかつきの方だった。今日はあかつき最終の日なので、個人的なあかつきの思い出を記しておきたい。あかつきを最初にじっくり見たのは、た…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その4)

夕方、実家で夕食を食べてから諫早駅に向かう。当初僕は諫早駅から乗車するつもりだったのだが、まだ小さな甥っ子なら料金がかからず乗せてやることができるので、乗車変更をして長崎駅から乗車することにした。諫早駅18:35発のかもめ35号で長崎に向かう。…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その3)

加津佐で妹一家と祖母の到着を待つ。姪っ子が途中で気分悪くしたらしく、少し遅れているとのことだった。そうして待っている間にも、僕は甥っ子の手を引いてキハ20撮影に集中(笑) そうこうしているうちに、一台の観光バスが到着。何だろうと思ったら、乗客…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その2)

5日は朝5時半頃始動。今回泊まったカプセルホテルはお風呂・サウナが入り放題なので、駅に向かう前にひとっ風呂浴びてシャッキリする。博多駅まで歩いて2分もかからなかった。昨日の晩、ここら辺を彷徨っていたのはいったい何だったのかという感じだ。博多駅…

寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その1)。

仕事は相変わらず抱えたまんまなのだが、スケジュールをみると4日までと6日からという日程で短期の仕事が入っていた。ならば、ということで一計を案じ、廃止間近の寝台特急あかつき号の予約状況をサイバーステーションで調べてみた。すると、この時期なら案…

ブルートレイン大幅削減。

今日の朝日新聞朝刊。前々から「あかつき」がヤバイ、「銀河」もひょっとしたら、なんて噂があり、「あかつき」はそろそろだと言われていたけれど、再来年には「富士」や「はやぶさ」までもが。長崎出身の僕としては、優等列車の象徴のように思ってきた「さ…

銀河に乗車。

この日は寝台急行「銀河」で帰京。時間的には新幹線で帰京しても十分間に合ったのだが、どうもこのところ疲れているので、深夜に帰宅して朝きちんと起きられるかどうか自信がなく、むしろ早朝東京に着いた方が確実かなという判断。もちろん、ひさびさ寝台列…

EF65。

写真は横川に保存されているEF65の500番台。

碓氷鉄道文化むらの「あさま」から。

碓氷鉄道文化むらに置かれている、「あさま」に使われていた189系先頭車の運転台から見た光景。この車両、ちょっと痛みが激しかったなあ。ところで、この車両、車内が簡易リクライニングシートだったんだけれど、これって当時からなのかなあ?JR後も改装して…

脱線事故と民営化。

脱線事故の起きた羽越本線の運転が再開されたとのこと。とりあえず風力計設置などの対策が施された上でのことだというので、地域住民の足が動き始めることは喜ばしい。安全には十分に注意を払って運行してもらいたいものだ。ところで、今回の事故は突風が原…

東武鉄道運転士の懲戒解雇問題。

ことの経緯はニュースサイトなどに譲るとして、大きく「解雇は厳しすぎ」「解雇されて当然」という二つの意見に分かれているようだ。僕は率直な感想でいうと、やっぱりちょっと厳しすぎでは、と思った。運転席に業務上関係のない者を立ち入らせないという規…

「少年の愛した鉄道」

記事批評。『鉄道ジャーナル』に“鉄”論が載ってるってことを最近知ったんだけれど、丸善でその記事をこの雑誌の2004年10月号で見かけたので、「迷ったら買え」という鉄研の格言に従い(笑)購入。ほとんど男性しかいない鉄道趣味の人々、それを筆者は“鉄ちゃ…

電車男。

ドラマを見た。ちょっとデフォルメされてるとは思うけど、周りにああいう感じのマニアの人、いたよなあ。でも、趣味の対象と性的嗜好の対象とがオーバーラップして映る系統のオタクに比べて、鉄ちゃんの趣味の対象はあくまで機械であり設備であり、あるいは…

あまりに

籠もりっきりなのもちょっと参っちゃうので、押し入れにしまいっぱなしの鉄道模型を引っ張り出してモーター車を走らせるという、ちょっとしたメンテナンスをやった。最近はめったにレール敷設しないんだけれど、ここんところ鉄道模型を見る機会が多くって、…

鉄道模型バー。

今日は先約があったので研究会の飲み会には出ず、銀座に向かう。学部時代のサークル仲間と銀座で飲み。銀座といってもほとんど新橋だったんだけれど、その飲屋街の一角に、カウンターを走る鉄道模型を眺めながらお酒が飲めるバーがあるということで、そこに…

アルミじゃなくって

尼崎で事故を起こした207系、アルミ製じゃなくってステンレス製とのこと。過去日記を訂正しました。まあ論旨にあまり変わりはないけれど。