百道浜

明日は朝5時過ぎの電車に乗って羽田に向かわなくてはいけないのに、今の時刻は1:15。まだ荷支度もしてない。果たしてちゃんと起きられるのだろうか…

明日は博多で弟の結婚式。

帰りは「青春18切符」を使って、研究対象にしようと思っている寺社仏閣を回ってみる予定。肥前(現佐賀県)の河上神社、長門(現山口県)の忌宮神社。あとは、どこ行こうかなあ?奈良とか和歌山の辺、粉河寺や隅田八幡神社とかにもにも行ってみたいけど、はてさて行けるかどうか。でも部屋の状況を見る限りでは、さっさと帰宅して部屋片づけろよ!って感じだなあ。

 

椎名林檎のアルバム『無罪モラトリアム』の1曲目「正しい街」の歌詞の中に出てくる「百道浜」や「室見川」は、福岡市西部の地名だ。僕自身は室見川を見たことはないが、百道浜には行ったことがある。といっても、百道浜にある「福岡市博物館」に行っただけなのだが。

ここには、「漢倭奴国王」の金印が展示してあり、一度くらい見てみようと思い立ち、数年前に行ってみたのだ。金印そのものはほんとに小さな物で、映画「ラストエンペラー」の溥儀即位式のシーンで出てくるような巨大なハンコを想像していた僕は拍子抜けした。もちろん、中華帝国の皇帝が使うようなハンコなどを「漢」の服属国の「奴」が使うわけないのだった。

百道浜の辺りはたしか「シーサイドももち」とかいう再開発(埋め立て?)地区だったように思う。平和台球場から移転したダイエーの本拠地福岡ドームがあるのもここ百道浜だ。椎名林檎が福岡に住んでいたのはたぶん3年くらい前の話だから、その頃にはもうかなり開発されていたんじゃないか。

東京で言うと、きっと浦安とか葛西の辺の感じなのかなあ。天神や中州の辺りの中心部からは少し離れた、住宅街のイメージ。どうなんだろ?ただ、多摩ニュータウンのような巨大な新興住宅街ではないような気がする。高度経済成長期にぱらぱらと作られてきた家々が次第に街を織りなしていくような雰囲気。

せっかく博多に行くのだから、ちょっと行ってみたくなった。