ロンドンの備蓄倉庫。

パキスタン地震で、政府が緊急援助物資をパキスタンに送ることを決めたのだけれど、その物資がロンドンの備蓄倉庫から送られる、ということらしい。へえ、と思って調べてみると、JICA、国際協力機構の緊急援助物資備蓄倉庫が、ロンドンとマイアミ、シンガポールにあるようだ。

緊急援助に際して機動的な運用ができるように、との配慮なのだろう。ただ、これって日本列島全体が未曾有の被害に遭った時に、海外から支援する体制なのかな、と初め思った。ま、考えてみたら、そんな事態が起こってしまった時には、1億人以上が被災者ってことになるわけで、備蓄倉庫の物資なんて焼け石に水だろうから、あまり役には立ちそうもない。

ただ、東南海大地震とかで国内が未曾有の大混乱に陥ってしまった時に、日本政府として意志決定を行っていくのは、おそらくどこかの在外公館となるのだろうな。アメリカが一番スタッフも整っているだろうけれど、距離から考えると、現実的なのは韓国か中国になるのだろう。そういう体制って、現実に想定されたことあるのかな?なんか小松左京のSFっぽいけど。