シンポジウム。

今日は学内で開催されたシンポジウムに参加。実はその前に開催された総会で、形ばかりの議長を務めたけれど、そちらの方は“シャンシャン総会”であっさり終了。あとから来た後輩が、「異議なーし、議事進行!」って叫べばよかったですかって言ってたけれど、そっちの方がむしろ大変だよなあ(笑)

で、シンポだけれど、今回のテーマはなかなか難しいテーマだった。僕自身、正直に言ってそれほど研究対象としてちゃんと考えたことはなかったせいもあって、いろいろと勉強になった。そもそもその定義は何かという問題から始まって、いろんな見解の相違があることを再認識させられた。

あと、今回のテーマで具体像がクリアなのはむしろ近世の姿であって、中世ではそもそもそういうとらえ方自体が成立していないという点は興味深かった。けれども、このシンポでは司会もコーディネータも中世史の先輩や後輩が務めていて、折しも隣の部屋で近世史の研究会が開かれていた。そのせいなのか、議論がどうしても中世史からの視点に傾いていきがちになってしまい、先輩や後輩は司会に苦労していた感じだった。もちろん僕がやれって言われてもとてもできそうにないっていうのは重々承知の上で書いてるんだけれど(笑)

でも、ああいうテーマのシンポが開催されること自体に意味があるんじゃないかっていう主催者からの言葉は、確かにその通りなんだろう。

その後、懇親会、そしてその先輩、後輩ともう一軒飲みに行く。なかなか難しい司会で、どうもお疲れさまって感じだったなあ。