ホビーセンターカトー

昨日自転車で学校に行ったせいか、ちょっと疲れていたようだ。今日はお昼前まで眠る。だらけマン。

 

午後からは論文書き。いいかげんやらないと間に合わなくなりそうだ。

 

これから小論文の採点会議なのだが、前回会議した問題の答案をまだ受け取っていないのに次回の会議をやるというのは、かなり混乱しそうな気がする。

1会議→1採点→1提出/2会議→2採点→2提出

というのがあるべき、というか普通の姿であるが、今は

1会議→2会議・1採点→1提出→3会議・2採点→2提出

てな具合らしい。改めてスケジュールを確認しないと、ほんとに訳わかんなくなってしまいそうだ。

 

小論文、いきなり20数枚ももらってきた。明日出ようと思ってた研究会にも、ちょっと出られそうにないなあ。まあ、食うためにはお金を稼がなくっちゃ、がんばれ。

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昨日チャリで学校に行く途中、新青梅街道を離れて脇の生活道路を走ってみたら、住宅街の真ん中にいきなり赤い電車が置かれている工場みたいな建物があった。なんだろうと思って近づいてみると、「ホビーセンターカトー」という看板があった。

 

鉄道模型、とくに小さい頃Nゲージをやったことのある方ならもうここでピンときただろうけれど、KATOというブランド名で鉄道模型を造っている、関水金属という鉄道模型会社のショールームである。

 

実はここの存在そのものは東京に来る以前から知っていた。けれども東京に来てから、というより中学生以来、今ひとつ鉄道模型への情熱が冷めていたので、銀座にある天賞堂やデパートの模型売場には立ち寄ったものの、ここには行ったことがなかった。

 

あ、ほんとすっかり忘れていたけれど、僕、鉄道模型屋さんで半年ほどバイトしてたんだった。恵比寿にある、外国鉄道模型専門店である。その頃はちょっと興味が復活してたなあ。まあその話はまた今度。

 

話がそれた。ちょうど時間の余裕もあり、せっかくだからということでそのショールームに入ってみることにした。

 

中は2階がショールーム、3階が売場と修理などのカウンターになっていて、入ってくる人はまず2階の室内に据えられている大きなジオラマ鉄道模型ではレイアウトという)を目にすることになる。鉄道模型におけるレイアウトは、博物館における模型やプラモデルのジオラマと違って、模型の列車を走らせることが成立の必要条件であり、当然ここでも「寝台特急カシオペア」と「中央線の各駅停車」が走っていた。線路配置も随分複雑で、見ていて楽しかったが、どうも埃がちょっと目立った。博物館などにおいてある都市や城郭などの復元模型では、ショーケースがない場合埃対策をどのように取っているのだろうか。

 

2階にはその大きなレイアウトの他に、これはジオラマと言うべき、駅や機関区などセクションごとのレイアウトも展示してあった。僕としてはガンガン走らせる感じの大きなレイアウトよりも、職人技的に造り込まれた方に魅力を感じた。

 

両者の一番の違いは、人形を配しているかいないか、であった。駅のレイアウト一つとっても、人形のいない建物だけの情景は、都市計画の予想図みたいで、モノの集積としての街以上ではない。まあこれだけでも面白いことは面白いけど。

 

だがホームや改札に乗客や駅員の人形を配することで、街に表情が出てくる。どこにどの人形を配置するか、ということにも制作者の意図が入っているわけで、ここにいる駅員はホームで安全を確認していて、その脇にいるおじいさんは、孫のいる隣町に行くためにこの駅員に電車の時刻を聞こうとしてる、なんて一つ一つの物語を作ることだって可能だ。だから、それらの積み重ねであるレイアウトでは、制作者自身の街への考え方がなんとなく伝わってくる気がする。

 

3階は、2階で購買意欲を刺激された客が製品を購入する場である。KATOは西洋型の鉄道模型にも力を入れていて、結構いろんな輸入物の建物のキットが売ってあった。教会とか駅とか、そういう理解できるものから、火事にあった家なんていう、なんでこんなモノを自分の鉄道シーンに配置するのかその神経がよくわからないものまで、あらゆるものが売ってある。

 

その時は買う気はなかったので、というか買う金もなかったので、3階はさらっと流しただけで降りた。

 

確かに、鉄道模型という趣味には魅力を感じる。けれども、時間だけでなく金もないとできない趣味なので、僕にはしばらくは縁のない趣味であり続けるんだろうなあ。

 

なお、KATOのページはこちらで、こちらは初心者版。もう一つの大手、TOMIXと、キットもの中心のグリーンマックス、あと銀座天賞堂のリンクも。