コロタン文庫の『ブルートレイン大百科』

お題日記ってもう遅いのかなあ。呉(くれ)と言えば、連合艦隊の本拠地のあったところだよなあとか、呉ポートピアランドってつぶれたんだっけとか、友達が近くの工場に赴任してるなあ、とかの感想もあるけれど、ふと呉線経由のブルートレイン「安芸」というのを思い出した。これは『ブルートレイン大百科』(小学館コロタン文庫22 1981年)に載っていた寝台特急

データとしては1975年3月10日、新大阪-下関間に急行「音戸」格上げとして新設されるも、新幹線博多開業と、呉線内での時間帯の悪さから利用者が減少し、3年7ヶ月後の1978年10月1日には廃止されたという短命の特急である。ちなみに機関車はEF58、客車は当初20系、のち24系25形に置き換えられた。

うーん、この頃って、母方の祖父母の家が福山にあったので、もしかしたらすれ違ってたりするかも知れないなあ。まあ、全く記憶ないけど。

それよりも、この『ブルートレイン大百科』、小学生、たぶん3年生か4年生の頃に買って、なぜか東京まで持ってきた本なのだが、今見ても明らかに小学生用の本ではないのだ。ほとんどの漢字にすべてふりがなが振ってあるような本なのに、

しかし、今後の寝台列車がどのような形になっていくのか、そのビジョンに思いをめぐらすとき、いささかの疑問をぬぐいさることができない。ファンのアイドルとしてもてはやされているブルートレインではあるが、純粋に車両として見たとき、そこに内蔵されている問題は決して少なくはないと考えられる。(P348「解説:寝台車の歴史」)

なんてどう考えても小学生に読ませる文章じゃないよなあ(但しすべてルビ付き)。そもそも小学生が「純粋に車両として」見れるかっちゅうの。まあ僕は変にマニアックなデータを見て喜んでいただけなんだけれど。

呉ってお題日記でこんなこと書いてるのなんて、たぶん僕ぐらいだろうなあ