ゼミ新歓合宿

昨日と今日はゼミの新歓合宿だった。

目的地の宇都宮は餃子の街だそうなので、とりあえず「みんみん」という知られている店に行って昼食。

とすんなり書きたいところなのだが、最近の「朝まで不眠」がたたって大遅刻。9時には家を出なくちゃいけないのに9時半に起きてしまう。だめだめ。集合場所に45分延。でももう一組の待ち合わせでも大遅刻があったので、結局同じくらいに高速に乗ることに。

で、「みんみん」に行ったのだが、なんせ一皿6個餃子が載って220円。そんなに脂っこくないので結構食べられた。やっぱり旨い。

餃子を一人あたり2人半前ほど平らげたあと、大谷観音。大谷石の岩盤にできた洞窟に、石仏を彫刻してある。様式のことはよくわからないのだが、解説によると平安から鎌倉の作だそうだ。建物は江戸くらいのものだった。でも、僕たちが一番時間をかけて見たのは、庭園の池の辺に何気においてあった「天文」年号の銘のある石塔だったかも。

その後宇都宮氏の詰城だという多気山城に登る。ここは当初予定に入っていなかったのだが、時間もあったので登ってみようということになった。車で上れる山道の一番上のところから登り始めたのだが、一向に中世城郭遺構らしきものが見当たらない。最初に「登ろう!」と言い始めた人の勢いがだんだんなくなって、「景色綺麗だね」なんて弱気なことを言い出す。

でもそのうち土塁遺構らしきものが見出されるに及んで彼も元気に駆け出していく。

頂上まで行ってわかったのだけれど、この城は結構大規模だった。中世城郭なので石垣はないが、土塁や堀切なんかも随分残っていた。登ってよかった。

その後宿に向かい、夜は宴会。いったいこの日いくつ餃子食べたんだろう。


2日目は博物館で古文書を見せていただく。まあ、いろいろと勉強になった。またその博物館の特別展示「日光の至宝」を拝観。あまり時間がなくじっくり見られなかったのが残念だが、近世のイメージが強かった日光の「中世」を改めて認識できたのでよかった。

その後昼食、そして本当は別のところに行く予定だったんだけれど、やや道が混んでいたりいろいろあって、行き先を新田荘故地に変更。新田荘は太平記で有名な新田義貞を生んだ新田氏の本拠地。東毛歴史資料館と長楽寺、それから新田氏の支族の屋敷跡である江田館跡、そして山城の金山城跡を見学。

実はどれも行ったことがあるということに、その場所に立って初めて気づくという間抜けぶり。まああの時カメラが調子悪くて写真が残っていないこともあるんだけれど、あんまり新田荘に対する意識が高くなかったんだなあと、反省する。

でも金山城だけは随分復元が進んでいた。あんな累々たる石垣、以前行ったときにはなかったと思う。きっと力を入れているんだろう。けれど、なんだか復元と言うよりもはや築城だと、誰かが言っていた。まあ、それくらいすごいということです。

金山城跡関係、調べてみたら、ここに公式サイトがあった。こちらの個人の方もかなり力を入れて作っている。