退職の通知

スガキヤ」というのは、ラーメン屋さんなのですね。これまで知りませんでした。まわりに名古屋出身者は結構いたんだけど、スガキヤの話題はあまり出なかったなあ。

 

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今日バイト先の図書室に、4月末で辞めることを通告した。以前2月26日にも書いたのだが、あの時は一応続けられないかもしれない、ということであった。その後派遣会社の人事の人には4月末で取りあえず契約は切ってもらっていい、ということも言って、実際契約は4月末までの分しかしていなかったんで、すでに辞める布石は打ってあった。

 

ただ、予備校の方がなくなってしまっては収入が途絶えてしまうので、そちらの方の契約が来た時点で辞める意志を明らかにしようと思い、しばらくそのままにしていた。で、先月中旬にはその契約更新も来て、まあ一応収入が確保されたので、今日の表明に至ったというわけである。

 

時間が欲しいというのが一番の理由なんだが、それ以外にもちょっとある。なんだか、単なるアルバイトとして雑用的な業務だけをやるのなら、別に自分じゃなくてもいいんじゃないか、と最近とみに感じるようになってきたのである。

 

別に自分が特別な才能を持っているとか、そういうのでは全くない。たとえバイトだったとしても、自分がその業務にとって必要であれば、きっとそれはそれでやりがいはあると思う。まあ僕も図書室では一番古いので、それなりのノウハウは持っているつもりだし、司書の資格は持っていないが選書に関しても、一応大学院生としてかなり言いたいことはある。

 

けれども、今自分が必要とされているのはその時間にその場にいることぐらいでしかない。別に院生としての能力など全く必要ない。で、それで何やってても給料もらえるとか、そういうんなら喜んで仕事続けるけれども、なんだかいろいろと仕事だけはある。ただその仕事は別に僕でなくてもなんの問題もない、補助的な業務でしかない。

 

一方で、史料や論文を読んだりするのは自分しかできない。その結果として論文を書くのも自分しかできない。自分しかできないことに使える時間が限られる一方で、自分でなくてもいい仕事をしている時間が多すぎるような気がする。 時間を売ることで金をもらうということ自体は理解しているつもりだ。けれど別に差し迫って必要でないところでこれ以上時間を売るのは、時間の無駄遣いをしているような気がしてならない。

 

仕事というのは、必然的にこういうものなのかも知れないけれども、キャリアにもならず収入も低くて安定していない仕事にこれ以上拘わり続けていては駄目なように思えてきた。 きっと辞める潮時だったのだろう。