高校卒業10年

そう言えば、ちょうど10年前の今日、卒業式だった。前日、東京で5時まで今の大学の入学試験を受け、18時半頃の新幹線で岡山に向かい、さらにそこから寝台特急に乗り換えて、翌朝8時過ぎ、ようやく地元の駅に着いた。そこから帰宅もせずそのまま制服に着替えて高校に向かったのだった。

クラスではみんなが、アルバムの最後についている白紙のページに寄せ書きを書き合っていたが、僕は時間が無くて、結局そのページに言葉が記されることはなかった。まあ書いてもらおうと思えば数人くらいには書いてもらえないこともなかったのだが、すかすかの寄せ書きよりは何もない方が潔いんではないか、なんてことをその時は思ったので。

式のあと、後輩の女の子から花束をもらって写真を撮った。そして、同じ陸上部の連中とお好み焼き屋に昼飯食いに行ったところまでは覚えている。なぜかその後の記憶が全くない。

あれから、もうずいぶん遠いところまで来てしまったんだなあ。


国旗や国歌がどうだったかなんて、全く覚えていない。高校生にとっての国旗・国歌なんて、そんなもんだろう。

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当時のことを思い出そうと思って、中学や高校の頃に付けていた日記をめくっていたら、どうもこの季節、僕はよく風邪を引くようだ。今初めて気づいた。気を付けよう。