旧香港上海銀行長崎支店。

この建物はもともと銀行として1904年に建てられたもの。異彩の建築家下田菊太郎による唯一残存する建築で、国の重要文化財に指定されている。この建物、一時は壊してしまうという計画が市で持ち上がったが、保存運動の結果保存・復元されることになった。長崎・南山手の入口に当たるエリアをこの存在感で引き締めている。取り壊しの危機ということについては僕も地元でニュースを耳にしていた。こういう形で長崎の街の歴史性を担い続けることとなったのは実に喜ばしい。