秋の空

玄関を開けると、思ったよりもずいぶんひんやりとした空気。自転車のペダルを踏むと、からりとした風が頬に当たる。ふと空を見上げると、真夏の太陽はもう輝きを失ってて、その分だけ空が青く、高くなっていた。いつの間にか、季節は変わっていったらしい。今年の夏が、もう終わる。僕はこの夏、いったいなにをやったのだろう。