従兄弟を連れて東京観光(その1)

関西に住んでる従兄弟がこの春めでたく大学を卒業し、就職。その入社式と研修が東京で行われるので、うちに泊まって東京を観光したい、とのこと。原稿抱えててほんとはそちらに専念すべきなんだけれど、ほとんど東京を観光したこともなく、就職すると今度はいつ来れるかもわからない、ということなので、正味1日でとにかく東京を見せるツアーを敢行。

土曜、従兄弟が到着。僕はたまたまお仕事があり、思ったよりもずいぶん時間がかかったので、夕方に新宿で合流。まずは夕闇の都庁展望台へ。ガラガラかと思いきや、観光客の行列ができていて、これは予想外。どうやら、中国や韓国などからのお客さんたちが大挙して訪れているらしい。都知事のことなど気にせずただの観光地として訪れてくれてるのは喜ばしいことだ。あんまりそういうところで政治性を持ち出したくはないな。展望台は時間の関係で北の方しか開室していなかった。北側の眺望は、あんまり目立つ建物がなくっていまいちなんだよなあ。

混み合う都庁をあとにして、次は原宿。こないだできた表参道ヒルズ、僕も行ったことなかったので、この機会にと見学コースに組み込む。従兄弟はヤローであまり買い物には興味がないせいか、ここに限らずショップには特に関心を示さないのだが、雰囲気としては東京っぽくてよかった模様。思ったほど大きくはなかったけれど、目当てのお店があるのなら行ってもいいかな、とは思った。ただ、もう少し同潤会アパートの外観を残すことはできなかったのだろうか。内部が新しくなるのは構造上仕方がないとはいえ、ほんの一部分を言い訳程度に“再現”するんじゃなくて、外観を守って内部空間を再開発すればよかったんじゃないのかな。表参道の景観としてすでに都市の財産ともなっていたあの外観を、わざわざ変えてしまう必要は正直、感じられなかった。

その後、青山から渋谷に出る。センター街、スペイン坂、そしてハチ公銅像にさわる。2時間でこれだけまわって、時刻はすでに8時過ぎ。今日はこんなもんだろうってことで撤収。家の近くの焼肉屋で接待。

ちなみに写真は翌日のコース、国会議事堂。桜と、よーく見ると日の丸と。あまりにもいかもにもな「日本的」風景写真になっちゃった。