怒濤の二日間。

一昨日と昨日はゼミの報告会。朝から夕方まで報告づくし。今回は僕も報告が入っていたけれど、その他にもやることや用事があって、最初の日は午前中のみ。午後は原稿の校正や翌日へ向けての報告準備に追われる。

とここまではよかったんだけれど、その後、とある飲み会に出たのが大きな失敗だった。「この飲み会、いつも朝までよ」のセリフに、心の中でドン引き。「え、そんな話知らないよ」と思ったが、飲んでる面子を見てると確かにそんな勢い。しかもみんな若い、若いからカポカポ飲む。立場上、なんだか抜けるに抜けられなくて、二次会まで出てしまう。

さすがに終電間際になり、僕は先に撤収するも、終電はアウト。まだ新宿で中央線の最終に接続できる時間だったので、内回り電車に乗り込む。ところが、そこに魔の誘惑。隅っこの席がぽっかり空いていたのだった。新宿までなんて大した時間もかからないから立ってればよかったのに、相当飲んでたせいでそこに座り込んでしまった………

………、はっ!

っと目を覚ますとそこは恵比寿。なぜ恵比寿?新宿でも渋谷でもなく、なぜ恵比寿?うーん、とにかく下車。しかしホームに響く「最終電車は終了いたしました」のアナウンス。しょうがないので駅を出る。

酔っぱらいのやる判断というのはよくわからないもので、なぜか「新宿に向かおう」と歩き出す。さっさとタクシーつかまえりゃいいのに、こんなところで貧乏性が出ちゃって。この時点で間違った判断。ああ、存在が意識を規定するんだなあ。

いちおう線路沿いの道路を歩くというくらいの理性は働いていたものの、いつの間にか白い家に囲まれた行き止まりの路地にいた。ああ、やばい、早く線路際に戻らねば。この時点で相当やばかったなあと思っていたんだが、よくよく調べてみると、渋谷と新宿の間はずっと線路沿いには歩けない。だから行き止まりになるのはしょうがないことだったらしい。ま、半分寝ながら歩いてたわけだから、どっちみちダメだけれど。

小田急の踏切を渡り、もう新宿はまもなくという時点で、心配した相方さんから電話。ああ、ありがたや。その頃はほとんど歩きながら意識を飛ばしてたような気がしてたが、電話のおかげで意識を取り戻し、タクシーに乗る。この間約一時間。何やってたんだろうなあ、まったく。

そんなこんなで、翌日の朝に目が覚めても頭がガンガンして明らかに酒が入ってて、午前中は使いものにならずじまい。正午頃にようやく酒が抜け始めてきて、報告のためのレジュメの仕上げをするも、予定してた作業時間が全然取れず、不備の多いレジュメになってしまった。ああ、やっぱりあの飲み会に出るのは今後はよそう。

それなのにこの日も飲み。ようやく酒が抜けたのに飲み。はあ〜。ゼミの打ち上げだしな。けれども、さすがにもう自分より若い人々と飲む気にならず、二次会に行こうとする集団を抜け、高年齢層の人々と少しだけ飲み直して撤収。

“怒濤”って、こうして振り返ってみると単に飲んでるばかりだな……