増税の足音。

ここなどによると、どうやら小泉後の増税は、総選挙以前から既定路線になっていたのだろう。明らかに「増税するぞ」と開き直ってる。なら、選挙前にちゃんと論点にしろよ。社会保障費の国民負担増・給付減額とあわせ、郵政民営化などよりもはるかに重要な政策上の論点であるのに、こういうのを選挙時にきちんと説明しないのは、欺瞞的であるとさえ言える。

それとも、郵政民営化では「民意を問う」と称してきたのだから、この問題についてもきちんと民意を問うのだろうか。おそらく、「小泉後」であるからということで、なし崩し的に進められるんだろうな。さすがにその時には、いわゆる「B層」ターゲットの選挙戦略をもってしても、ごまかしきれないだろう。

ちなみに自民党の公式サイトのなかの「政権公約2005」には、「税制の抜本的改革」として以下の文章が書かれている。

19年度を目途に、社会保障給付全般に要する費用の見通し等を踏まえつつ、あらゆる世代が広く公平に負担を分かち合う観点から、消費税を含む税体系の抜本的改革を実現する。

この辺の役人ぽい作文なんかを根拠に、選挙無しでの増税を狙ってるんだろう。