靖国での一コマ。

写真はどっかの遺族会の人々。今日はさぞかし賑わったんだろうなあ。

それにしても、やっぱりあそこには違和感がぬぐえない。少なくとも僕には、あの神社が戦争で亡くなった人を祀る施設だとは、まったく思えない。僕の直系親族には、たまたま第二次大戦での戦死者が誰もいなかったという個人的事情はあるのかもしれないけれど、戦争で亡くなったといって最初に思い出すのは原爆だから、そういう人たちがまったく入っていないというところに、直感的な違和感を感じた。

そういう意味でも、靖国はあくまで自軍の戦死者(軍に従事し亡くなった人)を国が祀ったところであって、戦争によって亡くなった人々すべての追悼の場ではない。靖国参拝にこだわるという人が、では市民の戦没者に対してどういう考えを持っているのかということについて、僕は寡聞にしてほとんど聞いたことがない。そういうところに、ある偏りを、僕なんかは感じてしまわざるをえない。