中世都市

をテーマにした研究会に、鎌倉へ。この学会に出るのは、僕は初めて。これまでは出たことなかったんだけれど、テーマ的にちょっと聞きたい報告もあり、初参加。それぞれの報告やコメントが、考古学と歴史学という異なる研究手法から同じ研究対象に切り込んでいく点は、やっぱりおもしろいなあ。それとともに、両者の学問の研究スタイルの違いなども垣間見えて、その点でも興味深かった。

ところで、出てみて初めてわかったんだけれど、自分の関心ある分野についての考古学からのアプローチって、ふだんはなかなか視野に入ってこないなあと痛感した。固有名詞をキーワードに検索していれば、あるいはヒットしてくるかもしれないけれど、ふだん僕がやるような研究動向の把握のやり方では、自治体の報告書のレベルまでは正直手が回らない。

以前に少し史料を集めたことがあったんだけれど、ここ数年放っぽっといてた研究対象があって、今回たまたま参加したことによって、僕の研究対象に密接に関係ある地域の発掘がここ数年行われてて報告書も出てることを知った。僕の把握の仕方が悪いんだろうけれど、そういう他分野の研究って、こういう機会でもないとなかなか目に入ってこないかもしれない。

1日目は懇親会まで参加。ふだんなかなかお会いできない方々とお話しすることができてよかった。けれどもうちに返る途中から少しだるくなって、夜中は少し熱を出してた。朝方はだいぶよくなってたので2日目も参加したんだけれど、あんまり体調が宜しくなく、明日からのスケジュールもあり、無理するとよくないと判断して、討論が始まる前に退出、帰宅した。