「花とアリス」

監督は岩井俊二。主演は鈴木杏と蒼井優。実は僕、キットカットのサイトでやってたショートフィルムのバージョンの方を見てしまっていて、その時に見た台詞やなんかで「どうしてこんな台詞やストーリーになるんだろう」って思ってたんだけれど、映画の方を見て疑問が解消。

映画としては、まずは、岩井俊二、相当ロリだなって感じ（笑）。でも蒼井優のバレエのシーンは確かにきれいだった。ストーリー展開は確かに映画の方が複雑に作り込んであるけれど、これって必ずしも必要なのかな、という気がした。必ずしもドラマとしての展開なんて必要ないような気もする内容だから、もう少し彼女らの淡々と描いてもよかったのかな、と感じた。

演技自体は鈴木杏が相当がんばってたなと思うけれど、この映画では蒼井優の方に力が入ってた。だから結果的に、印象としては蒼井優の方が残る。ブレイクタウンシネマでは、むしろ鈴木杏の方が印象に残ったんだけどなあ。

相変わらず画は綺麗だな。岩井俊二、こういうの撮らせたらほんとにうまいなあと思う。ただ、音楽がちょっと気になった。なんか変だし、ちょっとうざい。