中国地方の旅(その1)美作滝尾駅

これ、もう結構前に行った旅の写真なんだけれど、せっかくなんでぼちぼちアップしていくことにした。よって、もしかすると現況と異なる可能性もあり、ということでひとつよろしく。

実はこの旅、18きっぷを使ってひたすら西へ向かうという旅行だった。当日夜に東京を出発、とりあえず浜松まで向かい一泊。翌日東海道線をさらに西へ向かった。これはその途中、車窓から見た明石海峡大橋


明石駅から見た明石城跡。



姫路駅の名物駅そば。ラーメンに近い麺を使っている、この駅の名物。


その後岡山で津山線に乗り換え津山へ。さらにそこから乗り換えて美作滝尾駅へ。


この駅は、当時見ていたNHK-BSの「にっぽん木造駅舎の旅」にも出てきた。国の登録有形文化財となっている。 にっぽん木造駅舎の旅 - Wikipedia


しかしこの駅を語る上で外せないのは、「男はつらいよ」シリーズの最終作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の冒頭シーンに登場したこと。



駅には記念碑やポスターもあり、まるでロケのセットがそのまま残されたようだったが、15年が経過し、映画の記憶も風化が進んできているような感じだった。


一方、テツとして興味深かったのは、貨物扱いの設備が自転車置き場として活用され、保存されていたこと。こうした設備はほとんど解体されて残っていないので、けっこう貴重な建物だ。


われわれ以外には列車を降りた乗客もおらず、駅を見に車で観光客がやってくるまでは、本当に静まりかえっていた。とはいえ意外と近くに道路があるので、あまり時が止まったような感覚はない。映画のロケ地としての賑わいも今は昔。田んぼを渡る風がホーム脇の花を揺らしていた。