テキスト庵の「解散」。

今日、何とはなしにネットを巡っていて、id:fujiponさんのサイトに、「さようなら、『テキスト庵』 - 琥珀色の戯言」というタイトルを見て驚いた。その後、kous37さんのサイトなど、テキスト庵に言及しているサイトをいくつか見て、閉鎖に至ったことを理解した。

僕は、テキスト庵では0293番という、成立期に近いかなり古い登録番号を持っているんだけれど、特にここ数年はかなりいい加減な参加者で、オフ会があったことすら、かなり後になるまで知らなかった。だから今回の事態も、全てが終わったあとに、閉鎖という事態を突然知ることになった。

こんなていたらくの僕には、事の顛末に関して何かを知る由もなく、ましてや論評するような情報も資格も持ってはいない。けれど、不真面目な一参加者として、テキスト庵、そしてそれ以前のテキストサイトの「コミュニティ」であった「日記猿人」や「日記才人」の頃から知っていたサイトと、ここでつながりが途切れてしまうのだけは、やっぱり寂しく感じる。どういう人がどういうサイト名で文章を書いていたのか、正直なところ正確には覚えていない。けれども、テキスト庵に時々アクセスして、名前とサイト名を見ると、「ああ、この人だったか」といった具合に思い出す。こういうリンクサイトを運営してくれていた人々のおかげで、僕はそういう人たちとの、ゆるやかなつながりを感じられていた。

だから、ここまで運営を続けてくださった【な】さんには、改めて感謝申し上げたい。また、江草さんはさっそく登録者を把握して後継サイト「テキスト餡運営ブログ」を立ち上げている→こちら。この素早い動きにも感謝したい。僕みたいな参加者でも、かつてのつながりを失わなくてすみそうだ。