京都と大阪に出張。

この土日、大阪での学会と京都での講演会を聞きに関西方面へ行っていた。といっても今は何にも研究費もらってないから自費だが。二日間ほとんどフル稼働みたいな感じの、けっこうハードなスケジュールだった。

JR東海ツアーズのパックなもんで土日での一泊二日でも2万円ちょっと。けっこう安いのだが、その代わり乗車列車がかなり限定されている。今回予約したのは、朝6時20分発の「のぞみ303号」。こういう列車に指定されるだけあって、さすがに車内はさほど混んではいなかった。ちなみに6時ちょうど発の「のぞみ1号」とこの列車だけが、午前中に京都に着く列車で、あとは11時過ぎ頃のひかり号とかしかない。

5時50分過ぎに大手町に到着。家の最寄り駅からだとこれが一番早いのだが、もう都心は動き出してる。住んでる線の始発が遅いんだよなあ。八重洲口から新幹線改札に入り、軽食を買って乗車。


きっぷは大阪までだが、京都で途中下車できるようにしておき、京都で下車。まだ8時半だ。ホットサンドのモーニングで腹ごしらえ。少しゆっくりする。

お昼までは特にすることもない。京都駅から比較的近くにある東西の本願寺を見学する。まずは東本願寺。御影堂は修理中で覆屋が掛けられていた。まるで近代的な建物のようにも見える。阿弥陀堂、御影堂の順に見学。

これは確か御影堂の軒下の辺りだったかな。

この先には現代建築の展示館があった。ギャラリーでは、明治の大逆事件で獄死した高木顕明と、日中戦争に際し反戦を表明した竹中彰元の軌跡と、当時僧籍を剥奪したり降格した教団の対応を自己批判し名誉を回復した経緯がパネル展示されていた。パネル展示ながらレベルの高い調査研究の成果を基にしていて、興味深く見学した。

その後西本願寺へ。ちなみに手前のお寺は脇門跡であった興正寺


こちらは江戸期の建物がけっこう残っているが、大名屋敷の様式を取り入れた建築で、まるで二条城に来たかのようだった。まずは国宝の唐門。


唐門に続く築地塀


これは御影堂。


御影堂の北側に位置するのが阿弥陀堂


これは経蔵。この経蔵も廻せるようになっているらしい。


こんなところにまでキティグッズが。西本願寺限定キティがあるなんて知らなかった。

(後半に続く)