新幹線0系さようなら。

ニュースでもけっこう取り上げられていたのでご存じの向きも多きかと思うが、東海道新幹線開業当時から走り続けてきた団子鼻の新幹線0系が最後の営業運転を終えた。実は僕は夏に乗車していたので、その時の写真をアップしておこうと思う。

博多駅にて。


車内。8月頃にはまだあまり騒がれていなかったので、1両丸ごと空席みたいな車両もあってちょっとびっくりした。


印象的だったのは、売店として利用されていた設備の痕跡がまだ残っていたこと。ビュッフェとして使われていたのかな?

カメラを突き出して、カウンター内部の様子も撮ってみた。






こだまはさすがに遅いので、小倉でひかりレールスターに乗り換えた。下りのホームに留まっていたのは500系。なかなか興味深い取り合わせだったが、並びをうまく撮ることはできなかった。




レールスターはじつに快適。パソコンが便利に使えるようになっている点も非常によろしい。



すぐ前には個室もあった。


僕が最初に新幹線に乗車したのは、1975年3月の山陽新幹線の博多延伸直後だったんじゃないかと思う。当時僕は対馬に住んでいたのだが、前月の2月頃から、ある事件が起こったせいで、当時福山にいた祖父母の元に預けられていたらしい。福山に行くときにはディーゼルカーに乗車したのをわずかながらに記憶している。だが確か冷房があまり効いていないという覚えがあったので、おそらくこの時ではなかったのだろう。福山での記憶は全くないのだが、3月に帰る時、福山駅のやや薄暗いホームで新幹線に乗車したときのことは比較的はっきりと覚えていて、祖父が「行きと違って帰りは速いぞ」というようなことを僕に話してくれたのを覚えている。おそらくこの時が初めての新幹線乗車体験だ。

次に乗車したのはたぶんそれから15年後、大学受験の時だろう。この時にはすでに新幹線ひかりは100系となっていた。0系に当ると「はずれたな」という感じがしたものだった。その頃からそういう風に感じていたのだから、製造年次は新しいとはいえ、今まで現役でよくぞ走ってきたものだ。今後は全く本線上を走ることはないのだろうか?それともこれからも時々イベント列車として走ることはあるのだろうか?せっかくなら1編成くらいは保存しておいてもらって、何かのイベント時に顔を見せてくれると嬉しいものだけどなあ。