寝台特急あかつきと島原鉄道の旅(その7:終)

下関で少し目を覚ましたけれど、すぐに眠りに就いた。やや疲れもあったせいか、けっこう熟睡していたようだった。目を覚ましたのは、西明石を過ぎたという車内放送再開の声だった。朝靄のなかに、明石海峡大橋の姿が見える。


その後車窓の景色を見ながらだらだらとまどろんでいたが、大阪を過ぎるとさすがに支度をしなくてはならない。ややお湯のでの悪い洗面台で顔を洗い、歯を磨き、そして個室に戻る。山崎の辺り、石清水八幡宮の男山を淀川越しに望む辺りで、終着の車内放送が流れる。

列車は7:53、定刻通り京都に到着。下関から牽引してきたEF66の姿を収める。



「あかつきの旅」はこれで終了。せっかくの京都なので、このあと行ったことのなかった東福寺に立ち寄り、ほとんど人のいない境内と景色を独占する。そして京都からは新幹線のぞみで東京へ戻る。