旧友との再会。

調査に行った際に疑問に思ったことを調べようと思い、まず国会図書館、そして大学に向かった。大学の印刷室でコピーカードを買い、図書館に向かおうとしたら、廊下に見覚えのある顔が。学部の語学のクラスで知り合い、修士課程ごろまではよくお互いの家に立ち寄ったり一緒に飯食ったりしていた旧友だった。さっそく喫茶店に行き、近況を語り合う。

不思議なもので、ひところ何かしら深い縁のあった人とは、こうして偶然にも出逢う機会が廻ってくる。数年前の中学・高校の時の部活仲間の同級生もそうだった。今日だって、印刷室のロックを閉めるのに手間取っていなかったら、彼と会うことはなかった。ほんの僅かなタイミングが、僕らを引き合わせた。別に運命を信じてるわけではないんだけれど、再会すべき人とはこうした機会があるものなんだな。それなりに歳を重ねたからこそのおもしろさ、なのかもしれない。