旧長崎刑務所のその後。

ちょっと話は先に進むが、実家に帰る途中に旧長崎刑務所があるので、その後の状況を確認しに行った。その現状がこれ。

正門の保存状況はとてもよいと思う。
ところが、旧庁舎部分の保存状況はこのような状況だった。



そしてあとは広大な空き地が広がるのみ。いくばくかの形とはいえ保存されることになったこと自体は大変喜ばしいし、関係者の努力に敬意を表したい。特に正門がああいう形で残されることになったのは、非常にいいことだと思う。しかし、せっかく保存するのなら、せめて旧庁舎全体の煉瓦構築物を保存していれば、文化的価値は格段に高まっただろう。現場の裁量でどうにかならなかったのかなあ。煉瓦壁そのものはあまり傷んでいるようにも思えなかったのだが。あるいは、鉄骨で補強するなどして復原することを考えているのだろうか?

近くにまちづくりセンターとかいう自治体の出張所らしきものがあったので、そこで聞いてみればよかったのだが、時間がなかったので断念。事情をご存じの方、いらっしゃいませんか?