三島・沼津へ。

来週・再来週と土日は仕事になるので、時間のある今週のうちに相方さんとどこかに行こう!ということになったので、どこに行こうかと思案していたんだけれど、魚が美味しくて温泉もあってという条件を満たす、三島・沼津に行くことにした。

起きるのが遅くなっちゃったので、選挙に行ってお昼頃家を出発。13時ちょうど新宿発の湘南新宿ライン特別快速に乗り、一路西へ。途中小田原で熱海行に乗り換え、丹那トンネルをくぐる。三島に着くと、どんよりと曇り空。ちょっとまずいかなあと思いながら駅を出て、歩いて5分ほどの所にある楽寿園へ。ここは最近庭の本作りに携わっていた相方さんのリクエスト。

三島市立公園「楽寿園

この楽寿園はもともと小浜池という富士山の湧水をたたえる池があったところで、明治になってから小松宮・李王家の別邸となり、戦後三島市が買収して公園とした。庭園と池に面した邸宅の建物以外に市立郷土資料館などが併設されている。

大粒の雨がポタ、ポタとし始めていたが、入園口でお金を払っているほんのちょっとの間に本降りになった。受付の方が傘を貸してくださったので、折りたたみ傘しか持っていなかった僕たちは非常に助かった。こういうわけなので、庭園はゆっくりじっくりとは鑑賞することができなかった。が、溶岩のゴツゴツした感じをうまく庭園に取り入れて池泉式の回遊庭園を構成しているところはなかなか趣深かった。旧宮邸は残念ながら公開時間を過ぎていた。

雨宿りを兼ね、園内に併設されている郷土資料館を見学。郷土資料館はやや古い感じではあったが、思っていたよりも展示は充実していた。二階が民俗、三階が歴史で、民俗の方は旧家の民具をいろいろ工夫しながら展示してたのに対して、歴史の方は展示模型の手作り感が濃厚で、こちらはいまいち。

また外には蒸気機関車C58が静態保存されていた。屋根が付いていて錆びもさほどなく、保存にはそれなりに気を配られているようだった。

庭園の裏手は児童公園になっていた。いろんな遊具があったのに、大雨のせいか子どもたちの姿がまったくなく、なんだかこの街の姿を暗示しているような、寂しい雰囲気だった。

沼津へ。

園の北側ので口を出るとすぐ三島駅。そこから東海道線に乗り一駅で沼津に着く。ずいぶん人が乗ってるなあと思ったが、駅に降りてからそれが理解できた。今日は沼津のお祭りの日だったのだ。ここ沼津では雨も降っておらず、祭には幸いだっただろう。とりあえず我々は沼津港へ向かう。で、沼津港の食堂街で寿司を食す。かもめ丸というところ。特にカンパチが美味。でも日曜のせいか、地のものが少なかったように思えた。そこは残念だったな。

そこからてれてれ駅に向かって川沿いを歩く。花火直前だったせいか、たくさんの人が場所取りしながらくつろいでいる。なんかいい雰囲気だな。大通りには浴衣や甚兵衛を着た若者たち、楽しそうな家族たちがそぞろに歩いている。そのうちにどーんと一発、また一発と花火が打ち上げられていく。ただあまり時間が無かったので、花火のクライマックスを待たず、夜店を冷やかしながら花火見物に向かう人々に逆行して駅に戻る。

もうすでに19時半をまわっていたので、温泉はあきらめ、そのまま東京を目指す。熱海で東京行き東海道線に乗り換える。小田原過ぎた辺りから雨がひどくなってきたが、さいわい東海道線には関係なし。無事に品川に到着し、山手線に乗り換え帰路へ。

今回カメラを持っていかなかったので、残念ながら写真は無し。