広尾。

土曜日。調べ物で、ちょっと陰陽道関係の研究に当たろうと思って大学の図書館に行くと、なぜかめぼしい本が軒並み貸出中になっている。なんだよこんな時にと思いつつも、とにかくそれらに目を通してみないことには始まらない状況だったので、広尾の都立中央図書館に行く。ちょっとびっくりしたのは、ここですれ違った子供たちが、誰一人として日本語を話していないという状況。一瞬ここはどこ?という気分に陥った。

この図書館はけっこう使えるよなあ。昔、文京区に住んでた頃はここや日比谷図書館にはよく行ったけれど、最近はすっかり足が遠のいていた。国会図書館よりはずっと早く閉架本も出してくれるし、入館手続も至極簡単。僕の居住環境だとちょっと不便なところが問題だけど、大学図書館が使えない時の代替図書館として、候補に入れてもいいかも。

その後大学に行き、ちょっと調べ物で『北山抄』や『江家次第』*1を見ようとしたら、なんとそれらも軒並み貸出中というオチが付いてた。こんなことならさっき調べとけばよかった……まあ、卒論や修論の季節だからなあ…

*1:公家の年中行事や臨時の行事、神事など儀式の次第が記されている儀式書。お公家さんの日記を読むのにはとっても参考になる。