旧友との再会。

そんな中でも時間はぽっこり出来るもので、土曜のお仕事はたまたま早く終わった。来週末用のちょっとした旅行用のバッグ、それからこれからの季節に備え上着を無印で買う。帰ろうかなと思った頃携帯に学部時代の友人からメールが入り、転職がうまくいったとの連絡。それはめでたいと思い電話してみたら、たまたま時間も都合がいいとのこと。彼の家は帰宅途中でもあるので、これ幸いと電撃訪問する話になった。

そもそも昔話でも…と思っていたんだけれど、いつの間にか彼が最近はまっているという長澤まさみの話となり、さらに「おまえは『セーラー服と機関銃』を見ていないのか、それならぜひ見るべきだ」ということになって、男二人、雁首揃えてセーラー服姿の長澤まさみを見る羽目に……

ところが、これが案外おもしろかった。長澤まさみは、僕は「世界の中心で愛を叫ぶ」の頃から評価していたのだが、今回も普通の女子高生役を普通に見えるようにがんばっていた。さらに脇を固める俳優たちもいい。演出や映像も、変に現代的にアレンジしているわけでなかったのが逆によかった。これからは金曜日にはちゃんと録画した上で、テレビの前にいるようにしないとな(笑)

まあ、こんな風にバカな話や行動を共にできるのも、昔からの友人だからなのだろう。なんだか妙に気を使って相手の出方をうかがったり、相手の悪意を知らんぷりしてやり過ごしたりとか、そういう精神的に疲れることが多くなった今の僕にとっては、ああいう時間こそ、むしろ「疲れ」を癒してくれる、貴重な時間なのかもしれない。