フランス人と東京見物。

月曜には、友人とその婚約者のフランス人とで東京観光。「パリと違って東京はいろんなところやいろんな物があって面白い」そうだが、案内する側にとっては、これぞっていうお勧めポイントが今ひとつなんだよなあ。今回は丸の内から秋葉原というコース。

最初に今話題の靖国神社に行っちゃったので、北の丸から竹橋、大手門前をずっと歩く羽目になっちゃった。政治に関心のある人ならともかく、その人はあまりそういうところに感心なさそうだったので、最初から大手町で降りて江戸城跡から皇居正門というコースの方がよかったかな。でも、皇居前広場の広々した感じをずいぶん気に入ってくれたようだった。だいぶ歩いたので、丸ビルの中のハンバーガーやさんで休憩し、その後秋葉原ヨドバシカメラへ。どうやら日本の技術などに関心があるらしく、店内ではいろいろと興味深そうに商品を眺めていた。

そうそう、観光スポット選びよりも大変だったのは、ご飯を食べるところ。その人はジダンと同じアルジェリア系、ということでムスリム。だから豚肉が当然ダメということになる。僕は、アキバのヨドバシカメラには長崎のトンカツ屋さんである「浜勝」が入っていることを知ってたので、本来ならば是非そこに行きたいところなのだが、あえなく断念。櫃まぶしのお店や寿司も、魚がどうも苦手だというその人の希望により外れる。結局洋食屋に。まあ悪くはなかったけれど、せっかく日本に帰ってきた友人はちょっと、というか、かなり残念そう。

その後、夜の新宿に。夜まで開いてる都庁に登って東京の夜景を眺め、その後歌舞伎町へ。やっぱりああいう街はないのかな、いろいろと聞いてきた。そして、歌舞伎町のミスドで休憩。どうやらミスドはパリにはないらしく、甘い物が好きなその人は、コーヒーもお代わり自由なその店をだいぶ気に入ってた。

いやあ、それにしても、僕は第二外国語フランス語だったのに、ほとんど忘れちゃってて、何言ってるのかさっぱりわかんなかったのにはびっくり。まあ、成績悪かったから当たり前か(笑)。でも、英語だとさすがにここまで話してる内容がわかんないなんてことはないと思う。テレビでも、ちゃんと聞こうと思ったら少しはわかるもんなあ。やっぱり語学系の知識は使わないとすぐに錆び付いちゃうもんだな。