雑記

尾張名古屋を巡見する。

先週は、火曜から木曜まで名古屋を中心に巡見旅行に行った。僕は火曜午前中は授業なので、この日の夜から参加した。今回はJR東海ツアーズが発売している「ぷらとこだま」を使った。これは知っている人も多いと思うが、こだま号指定席をツアーとして販売する…

地方の自民党はこれからどうなるのだろうか。

すでに旧聞に属するが、民主の大勝。注目の長崎2区は、実家のある地域だった。しかも勝利した福田陣営が記者会見した特設会場は、実家のすぐ近くだったようで、そこにびっくりだった。それにしてもあの選挙区で民主が勝利したというのには、さすがに僕もけっ…

9月に入った。

7月後半から8月前半は、予想外に多かった仕事に追われていた。後半は、1週間ほど岡山、広島方面に旅行に行っていた。相方さんの休みが取れ、偶然僕のスケジュールもこの時期空いたというのは、これまでなかなかなかったことだった。というわけで、これからし…

店長はどのくらい規則を守るべきか。

吉本ばなな氏が仲間と居酒屋に行った時、おみやげのワインを開けたことが店からとがめられたって話が、じっぽさんのところで紹介されて以来、いろんなところで話題になっている。活字中毒R。ここで踏まえておくべき状況は以下の通り。 ばなな氏らの持ち込ん…

終戦記念日。

終戦から64年。お昼のニュースを見ていたら、麻生首相が千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に行ったというニュースが流れていた。あんまりこちらの方はニュースにならないような気がするが、歴代の首相はどのくらい、この戦没者墓苑に参っているんだろう。

8月1日(土)は東久留米駅で『めぞん一刻』時計坂駅の面影を偲ぶスタンプラリー

以前、めぞん一刻のモデルになったとされる東久留米駅北口周辺の訪問記を書いた。http://d.hatena.ne.jp/usataro/20081110/p2その後しばらくの間北口駅舎は残されていたが、このたび取り壊されることとなったようだ。この機に、東久留米駅前商店街の主催、東…

松江城登城その2:二の丸をめぐり往時を偲ぶ。

山陰旅行シリーズ。二の丸は、江戸時代には御書院という御殿があったところだ。江戸時代初期には御殿として使われていたようだが、さすがに丘陵中腹の立地で規模が小さいためか、三代藩主以降は藩主居所としての機能は別のところに移ったようだ。その後はお…

松江城登城その1:二の丸手前まで

山陰シリーズの再開。寝台列車で現地入りしたにもかかわらず自転車爆走で巡見するなど、前日は少し無理をしすぎたので、翌日は少し抑えめの予定にする。朝風呂の大浴場からも、朝食会場のレストランからも、朝日に輝く宍道湖が一望できた。その贅沢な景色を…

コメント。

仕事が本格的に始動し始めて忙しくなったのと、最近論文書きのための作業をやっているのとで、あんまり記事を書いてないんだけれど、はてブのコメントに反応があったので少しここで触れておく。id:mujige さんの記事「核実験の日、ピョンヤンにて」―朝鮮はな…

水戸黄門ストーリーの変遷

記事の主張とはあんまり関係ないんだが。 水戸黄門は体裁こそ時代劇だが、出てくるテーマは現代的である。庶民の価値観(勤勉であること)が、中間支配層に搾取されそうになるのだが最高権力者である水戸光圀は庶民の味方であるという神話的なストーリーが19…

出雲風土記の丘と出雲国府跡周辺。

出雲大社周辺の巡見を終えたのち、一畑電鉄に乗って松江しんじ湖温泉駅へ向かった。途中、一畑薬師や鰐淵寺にも寄りたかったのだが、時間の関係で今回はパス。駅から歩いて数分のところにある宿に荷物を置き、そしてそこでレンタサイクルを借りて、一路、出…

外園豊喜さん訃報。

もう旧聞に属するが、外園さんの訃報に接し、お通夜に行ってきた。僕自身は教えを受けてはいないが、外園ゼミ出身の人々とはいろいろ関係していることもあり、一度史料調査に誘ってもらったこともあった。そういえば、外園ゼミ出身の先輩の引っ越しを手伝っ…

出雲大社とその周辺(後編)。

2007年にできた島根県立古代歴史文化博物館。 入口までの長いアプローチは、大社本殿の古図にある「引橋一町」をイメージしたものだという。この博物館は、すでに紹介した出雲大社境内出土の宇豆柱を中心に、神社はもちろん、荒神谷遺跡など出雲地域の著名な…

出雲大社とその周辺(前編)。

サンライズ出雲は終点の出雲市まで乗車した。出雲大社が最初の目的地だったのである。終着の出雲市駅で一畑電鉄に乗り換え、出雲大社を目指す。電鉄出雲市駅は高架化されていて近代的な施設だった。前に来たっけなあ?

サンライズ出雲に乗る(後編)

関ヶ原の辺りで一度目が覚めた。米原を過ぎてもう一度眠り、次に目が覚めたのは上郡だった。停車だったか発車だったかの時の衝撃で目を覚ました。5時49分。それから約40分で岡山に到着。ここで出雲と瀬戸を切り離す。その作業を見ようと、岡山のちょっと手前…

サンライズ出雲に乗る(前編)

最後のブルートレインが東京駅に到着したその翌日、僕はサンライズ出雲に乗り山陰地方に向かった。今日はその乗車記を。実はこの日、クレジットカードなどの入ったカードケースを無くしてしまって、旅立つ前から暗雲が立ちこめていた。が、親切な店員さんが…

九州ブルトレの廃止と在来線鉄道網

3月14日のダイヤ改正に伴い、寝台特急の富士・はやぶさが廃止された。ニュースでも大きく取り上げられたが、実はこの日東京駅に最終列車を見送りに行ってきた。九州出身の人間にとって、九州ブルトレは地元と東京とをつなぐ絆のような意味を持つ列車で、だか…

史料批判。

研究会の帰りに本屋に立ち寄った時、ふと興味を引かれる本の表紙が目に飛び込んできた。お、と思い手に取ってみた。パラパラと眺めているうち、ほんとに偶然に、あるページに目がとまった。その本は歴史系の内容で、史料を引用しながら文章が展開していって…

掃除機を買う。

僕んちで使っていた掃除機は、大学4年に寮を出て初めて一人暮らしをしたときに実家のお古を譲り受けたものだった。なので、少なく見積もっても15年は経っている代物。ところが、どうもコンセント部分が断線しているらしく、スイッチを入れても動かなくなって…

中川大臣辞任と権力者の孤独。

いま上の文章を書きながらつけているテレビでは、中川財務相辞任のニュースが流れている。あれが風邪薬なんかじゃなくて酒によるものだろうというのは、だいたいはみんな感づいているところだと思う。明らかにあれはまずいんで、辞任は当然だと思うけれど、…

鞆の浦埋立架橋問題。

http://www.asahi.com/national/update/0211/OSK200902110018.html 江戸時代の港や町並みが残り、映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台ともされる広島県福山市の「鞆(とも)の浦」で県や市が進める埋め立て・架橋計画の認可を国が渋っている。世界遺産登録…

もう「建国記念の日」なんていらない。

今日は「建国記念の日」。勤め先の学校の教室に貼ってあった行事予定表に「建国記念日」とあったのを見て、「建国記念日」じゃなくて「建国記念の日」だからなと、生徒に注意を促すことくらいはしておいたが、そもそもなんで今日が祝日になっているのかとい…

葬儀。

通夜 駅には妹が車で迎えに来ることになっていたが、僕が下車した頃にはまだ家を出るか出ないかという頃だったので、駅前の西友に寄って香典袋などを調達した。この西友、できたばかりの頃は、まるでこの街にデパートができたかのような雰囲気と品揃えだった…

訃報。

深夜のメール 火曜の夜。前日の高校3年の成績提出に引き続き、この日は朝から大学の卒論口述試験。試験では学生のためにレジュメを準備したこともあり、昨晩も布団では寝られなかった。ここ数日、たぶん2時間ずつくらいしか寝てなくて、だから火曜はようやく…

事故。

出がけに近所の珈琲豆屋さんに行ったら、なんだか賑わっていた。ほんとは買い物してすぐに駅に向かうつもりだったんだけれど、お店のご主人や以前会ったことのあるお客さんと少しおしゃべりしてから駅に向かった。橋上駅舎の改札に登る階段から見えた電光掲…

新幹線0系さようなら。

ニュースでもけっこう取り上げられていたのでご存じの向きも多きかと思うが、東海道新幹線開業当時から走り続けてきた団子鼻の新幹線0系が最後の営業運転を終えた。実は僕は夏に乗車していたので、その時の写真をアップしておこうと思う。博多駅にて。

「YOU」

これもまた80年代、それも前半なんだけれど、教育テレビの土曜22時半から約1時間、「YOU」という番組があった。司会は初代が糸井重里で、その後日比野克彦に代わった。1ヶ月に1回、鶴瓶が司会をしていた。Wikipediaによると YOU(ユー)は、NHK教育テレビジ…

「めぞん一刻テーマソングベスト」

めぞん一刻 テーマソングベストアーティスト: TVサントラ,村下孝蔵,PICASSO,姫乃樹リカ,島本須美,斉藤由貴,来生たかお,ギルバート・オサリバン,安全地帯,松尾清憲出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 1999/03/17メディア: CD購入: 5人 クリック: 114回…

「めぞん一刻」の故地を訪ねて。

実はここ最近、「めぞん一刻」熱である。もちろん、いまさらはじめて読んだわけじゃない。中学・高校時代にアニメで知り、まだ刊行途中だった原作の単行本を夢中で買い集めて読んでいたものだった。その単行本は実家に置いてきたのだが、久しぶりに読みたく…

飛騨の旅(その2:止):飛騨の中世

飛騨を訪れるのは、実は2度目だ。1度目は、高校の修学旅行だった。本来中国に行く予定でお金を積み立てていたのだが、上海で修学旅行中の高知学芸高校の生徒が列車事故に巻き込まれ、40人以上が亡くなった。このためPTAが中国行きに反対して、急遽飛騨高山・…