研究

伝石田三成出生地。

姉川古戦場の写真は重複に気づいたので削除。で、かわりにアップしたのが石田三成出生地だという地に鎮座する八幡神社。五輪塔などの石塔群が残っていて、これが石田氏関連の遺物だと考えられているようだ。

「神」のお導き?

授業の準備で、大学の図書館に中世神道関係の本を探しに行った。たまたまコピーカードが切れかかっていたので、文学部キャンパスに立ち寄り、ロビーでカードを購入。せっかくなので、何の気なしにそのロビーの片隅にある自分のメールボックスを覗いたら、な…

失われた寺を求めて。

博物館見学は、日野の「新撰組のふるさと歴史館」で開催されていた「幻の真慈悲寺を追う」という展示。『吾妻鏡』にも出てくるのにその実態がほとんど知られていなかった真慈悲寺というお寺に迫ろうという企画で、このお寺の考察や発掘に力を尽した方がおん…

琵琶湖を一周する。

今週は近江に巡見旅行に行く。安土城や大津の辺りには行ったことがあったんだけれど、近江の中世史跡を網羅的に見学したことはなかったので、またとない、いい機会だった。1日目は彦根からスタートし湖北をめぐる。まずは彦根城。今年は築城四百年祭で盛り…

通史の難しさ。

こーこーの方の授業では、2学期から第1次大戦〜に入る。去年までは年間で太平洋戦争の敗戦辺りまでを目指していたんだけれど、今年はちゃんと戦後史をやろうと思い、教案の改訂を行っている。近代史の内容を少し削り、その分を現代史にまわそうということだ…

研究会の人集め。

かわとさんがこういう記事を書いている。 退潮の足音: 雑記@史華堂僕自身は研究会を立ち上げたりでかい研究会の幹事をやったりという経験はないけれど、こないだまでとある小さな勉強会の運営担当をやっていたので、ここで書かれていることは実感として理解…

明日は大阪。

ちょっくら大阪に行ってきます。実は仕事が全然終わってなくて、どうもてんてこ舞いになりそうなんだけど…

進捗状況低し…

授業の準備がなかなか進まない。ずいぶん前に大まかな構成を考えていたんだけれど、それでで本当にいいのか、ちょっと疑問に感じ始めてきちゃってる。で、そうなると具体的な内容の詰めがまったく進まなくなる。こういうのって、“ある意味”では考えずにやっ…

京都へ。その1、東寺。

こないだも書いたとおり、京都に行ってきた。出身ゼミの合宿が京都での巡見で、ただの巡見ならもう今さら参加はしないんだが、日曜にえらい先生が現地を案内してくださるというまたとない機会だったので声を掛けてくれた。で、すでに就職した同期と二人、ち…

学校閉鎖。

明日報告なので、図書館で史料を確認しようと2時半頃大学に行った。ら、なんだかずいぶん人が多い。まあ授業が終わった直後だし、と思っていたが、それにしては多い。まあそれでも特に気にせずキャンパスに向かっていたら、学校から出てきた別のゼミの人に「…

パルテノン多摩企画展「関戸合戦」

昨日は少し時間を作ることができたので、多摩センターにこの企画展を見に行った。関戸合戦とは、1333年に新田義貞による鎌倉攻撃の合戦の一つで、現在の多摩市関戸で行われた。大河の展示に比べてこちらは相当地味なイメージではあるけれど、なかなかどうし…

新府城跡と山梨県博

先週は甲州に行った。甲斐武田氏最後の当主、武田勝頼が築いて短期間で放棄した新府城跡、『週刊朝日百科日本の歴史』で復原想定図だけは目にしていたんだけれど、本物はやはり規模のでかさが違うな。それと、現状と復原図とが案外違っていて、それが無視で…

シンポと研究会。

この日は朝からシンポジウムの準備。昨年亡くなられたある先生の追悼シンポジウム。まあ準備自体はそれほど時間かかるようなものではなかったので、さっくり終了。その後昼食をとり、本番。僕は会場担当だったので、残念ながらあんまり報告をきちんと聞けな…

京都へ。

一人の時間が多かったはずなんだけれど思ったほど時間は無く、仕事はちっとも進まなかった。相方さんがいないと、なんだかんだで家の中まわらないもんで、やっぱりいつものペースで暮らしているなかできちんと仕事をやっていくのが、一番能率も上がるんだろ…

小代氏と肥後国

武蔵武士の続き。関越自動車道の高坂SAの辺り*1は、中世には小代氏の拠点となった地である。小代氏は児玉党で、鎌倉御家人であった。蒙古襲来に際し、小代氏は異国警固のため、所領であった肥後国野原荘に下向を命じられた。高坂の地には、弘安4年(1281)の…

京都に行く。

土曜に携帯から更新したとおり、土曜の夕方から学会に出るために、先輩とともに京都へ行った。行きは「ひかり早特きっぷ」という割引切符を使った。のぞみを使うより約2000円ほど安く行けた。京都では四条のこぢんまりしたビジネスホテルに宿を取り、そのま…

シンポジウム。

昨日ネットをめぐっていた時のこと。お、神社に関するシンポジウムがあるんだあ、國學院かあ、で、いつ?と思ったら、なんと明日!うわっと思ったが、たまたま今日は一日スケジュールが入っていなくて、参加も可能。いちおう神社を研究テーマとしてる身とし…

神社としての靖国の「近代性」。

僕の神社についての文章に対して、kousさんからコメントをいただく。わざわざ言及してくださったのはありがたい。神社についてあえて文章化したのは、kousさんの議論の中で靖国神社が「日本人の心のふるさと」的存在であるかのように特権化されていたことへ…

前近代社会で宗教教義はどのくらい重要だったのか。

報告は非常に興味深いものだったので、いろいろと考えの広がるきっかけを与えてくれたんだけれど、報告内容と直接関係ないところで、ちょっと考えるところがあった。宗教史のみならずとも、宗教的な差異が「かたち」や「ことば」の違いに結びつく美術史や文…

栃木県立博物館「中世の東国」と宇都宮の町歩き。

日曜は、この日で最終日となった栃木県立博物館の「中世の東国」という展示を見るために宇都宮へ。宇都宮は去年にも来ているけれど、この時はほとんど通過したって感じだったので、その前はもう7〜8年前になるのかなあ。お昼ちょっと前に、相方さんととも…

研究会。

昨日は研究会。僕としてはけっこう納得できない論証もあったけれど、それも含め意欲的な報告だったと思う。報告者はまだ若い人だけれど、がんばってもらいたいな。

歴史学研究会大会。

今日は大会の二日目、時代別に分かれての個別報告。報告者の方は、朝の9時半から夕方5時半まで、1時間半の休みをはさむものの、8時間余りずっと報告と質疑。その後も懇親会があり、夜中までずっと歴研。いやはや、お疲れさまでした。僕は準備などで参加。会…

別所平と田沢温泉。

というわけで、前に書いた記事の再現はあきらめて、また新しく記事を書き直すことにする。とりあえず、前には書いてなかった、先々週の日・月曜の旅行から。せっかく有休を取ったので温泉に行きたい!という相方さんのご希望で、どの辺りにするかを考えてい…

訃報。

ほんとに久しぶりに有休を取れたのでどこかへ行こうと相方さんに誘われ、リクエストのあった長野県は上田のさらに奥、青木村の田沢温泉に行った。ゆったりと温泉に入り、地酒をいただいた。普段よりも少し多めに飲み、いい気分でいた旅先の僕の携帯に、一本…

歴博の企画展に行ってきた。

今やっているのは、「日本の神々と祭り−神社とは何か?−」というテーマの企画展。僕の研究テーマに相当関係する内容だから、これは行かねば!とずっと思っていたんだけれど、なかなか時間が取れず、たまたま今日は月曜にもかかわらず開館しているということ…

赤米神事の危機。

31日から新しく南島原市になった長崎県の旧北有馬町で、肥前の戦国大名有馬氏の居城跡である国指定史跡、日野江城跡の遺構が町の事業によって一部破壊されたことはすでにニュースで知られている話でhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060201-00000224-kyo…

原稿書き。

いちおう月末までに書かなくちゃいけない原稿書き。だいぶ佳境に入ってきた。あんまり締切に余裕がないので、できるだけ早く終わらせて全体的な内容の推敲に入りたい。今回、パソコンに向かっててもちっとも進まなかったので、思い切って外に飛び出してモス…

「神々と出逢う−神奈川の神道美術−」。

ようやく報告から解放され、でも原稿を書かなくてはいけないんだけれど、まあいいやってことで、神奈川県立歴史博物館の特別展に行く。東横線経由、みなとみらい線馬車道駅で降りる。思ったよりもずいぶん中世以前の品々が展示してあって、その数にはちょっ…

本日は

夕方から研究会。面白そうな地域の面白そうな史料が提示されていた。もうちょっと実証的に詰められたら、もう少し具体的な議論になってくんだろうけどなあ。その後飲み、で、帰宅。

報告の方は

タイトルが悪いとダメ出し。うーん、やっぱり音楽の曲名パクったのがいけなかったかなあ、ってんなこともないか。ある研究対象に対する僕のイメージを投影させたつもりだったんだけれど、それが逆に内容理解を縛ることになって、よくないって批判を受けた。…